KAGARI BASEを始めるまでには、いきなりお店を立ち上げたというよりも、
少しずつ暮らし方を見直していった時間がありました。

東京、千葉、埼玉を起点にした会社で22年働き、50歳を迎えた頃。定年後の生き方を、自然と考えるようになりました。

「この先、どんな場所で、どんなふうに暮らしたいのか」

そんなことを考える中で、那須での別荘暮らし、DIY、薪ストーブのある暮らし、そしてアウトドアや古着に関わる仕事への思いが、少しずつ形になっていきました。

那須の山から見下ろす、緑と空の広大な風景
那須の山から見下ろす、緑と空の風景。この景色に出会った日から、ここで暮らしたいという気持ちが膨らんでいきました。

20年後の夢を書き出した日

東京、千葉、埼玉を起点とした会社に勤めて22年。50歳になった頃から、定年後の生き方を考えるようになりました。

20代の頃、自分なりに20年先までの将来スケジュールを立てたことがありました。40代になって振り返ってみると、そのうちの8割ほどは達成できていたように思います。

それなら、もう一度これから先の予定を立ててみよう。そう思って、老後も含めた将来のスケジュールを書き出してみました。

そこに並んだのは、こんな夢でした

  • 別荘を購入する
  • DIYを楽しむ
  • 定年後に移住する
  • 薪ストーブのある暮らしをする
  • アウトドアファッションブランド、または古着屋を開く

書いているうちに、自分が本当に惹かれているものが見えてきました。

便利な街の暮らしもいい。けれど、少し不便でも、自分たちの手で住まいを整え、火を眺め、自然の近くで暮らす。そんな暮らしへの思いが、だんだん強くなっていきました。

ヘルメットをかぶり、チェーンソーで薪を作る作業の様子
那須の森で薪を作る。そんな暮らしへの憧れが、すべての始まりでした。

この頃はまだ、「定年後に」という漠然とした時間軸の中にいました。でも、夢を言葉にして並べてみた日のことは、今でもよく覚えています。

ここでは、KAGARI BASEにつながるまでの移住の話を、何回かに分けて書いていきます。次回は、那須で別荘を探しはじめた頃の話です。

那須岳の山腹に見えるロープウェイ乗り場と岩肌の風景
那須岳。移住を考えるたびに、この山の麓を歩くことが増えていきました。